レッスンが始まってすぐにクライアントに今の体調を聞いたら、朝起きた時に首を寝違えて痛いとのこと。

早速、ボディチェックをしたら右を向くのはOK。次に左を向いたとき片目をつむり痛そうな表情。でも特別なことはしません。

いつもと同じ壁に寄りかかって、下の動画のように、つま先を上下するトレーニングからスタート。

しっかりスネの筋肉に刺激を入れていきます。だんだんつま先が上がらなくなってくるのは自分でしっかり疲れさせている証拠。

1種目を終え再びボディチェック。片目をつむらず、痛みはあるもののさっきよりも左に首を動かせます。そして次の種目へ。

下の動画はBOXを使った踏み台昇降。高さが60cmくらいあるので、やってるうちに息が乱れますが、持久系の種目で力を出し切っていきます。

この種目も終え、再度ボディチェック。首がだんだん動くようになって、他の数種目をこなし締めのトレーニングで終了。この間わずか15分。

最後にボディチェックをして回復期に入ったことを確認し、本人も中盤あたりからは首を寝違えているのを忘れてたとのこと。そして次の日には、だいぶ落ち着いたとの連絡が。

首の症状だからといって首のトレーニングや患部を治そうとする訳ではありません。

寝違えて首が痛いというストレスに対して、それ以上のストレス(この場合はトレーニングでカラダをしっかり疲れること)をかけることが大事。

寝違えてたことを忘れるくらいの刺激を体にかけると脳は痛みよりも、受けた刺激のほうに意識を向けるので、回復が早くなります。

反対に痛みにフォーカスしてるうちは回復が遅れます。それは意識し過ぎてるから。

前にも書いたこの記事。

安静とはその箇所だけ!早く回復したいなら積極的に動かす。

も同じで、休んでいることで痛みと向き合う時間を長くしてしまう。これが回復を遅らせる思考。

パンを焼いてて、テレビをつけたら好きな芸能人が出てて見てる間に、パンを焼いてることを忘れてて焦がした経験ありませんか?

パンを焦がしても、やっちゃったと思うのは一瞬だけで、すぐ気にならなくなる。痛みも気にしないでカラダを動かすことに意識を向ければいい。平たくいえばそんな感じ(笑)

私も偶然にその朝、少し痛い程度でしたが寝違えたんですね。それでも同じことを家でやったらだいぶ落ち着き、その日はちょうど私自身のトレーニングだったので、帰るころは全く気にしてない自分がいました(汗)。

※ARMは、Active(アクティブ)・Recovery(リカバリー)・Method(メソッド)の頭文字をとった名称。

Aのアクティブは積極的に動く
Rのリカバリーは回復する
Mのメソッドは方法で

積極的に動いて回復を促すトレーニング法。  

週1回15分続けるだけで基礎体力・筋力の底上げができ、

腰痛・肩こりなどの慢性症状も改善して、日々のパフォーマンスが上がります。

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