ある会の席でご挨拶にこられたアラ還女性が、私がトレーニングコーチだと知ると、
「以前、筋トレしていてインナーマッスルをよく鍛えていました~」と開口一番。
こちらも、すかさず、今はやっていないんですね?って返したら
「はい」ですって(笑)
さらに今週もある交流会でお話ししたミュージシャンを目指している男性に
体づくりすると声がよくなりますよ、と言ったら
「インナーマッスルだけ鍛えるといいんですよね?」
と返され、私の頭の中は「????」。
立て続けにインナーマッスルの言葉を聞いてそれってそんなに大事なの?(私は全くと言っていいほど気にしておらず)
と思いつつも、ネットやメディア情報に流されてるな~とも。
インナーマッスル、あなたも聞いたことありますか?
インナーマッスルとは対象に身体の表面に位置している筋肉はアウターマッスル(表層筋)
と呼ばれている。by ウィキペディア
要するに、筋トレして鍛えられる表層の筋肉(アウターマッスル)に対して、
深層部にある(股関節や肩関節、背骨にある)小さい筋肉(インナーマッスル)のことです。
実際にインナーマッスルという筋肉の部位はありません。
検索すると他にも、
- インナーマッスルを鍛えて美ボディに
- ヨガでインナーマッスルを鍛える
- インナーマッスルを鍛えれば痩せる
なんてたくさん出てきます(笑)
確かにインナーマッスルを鍛えるメリットはあります。
ただ、おじさんからひと言いわせてもうらとインナーマッスルを鍛えるには、
アウターマッスルがしっかり鍛えられていないと無理なんです。
大きい筋肉(お尻、腿、背中など)がしっかりしてる(鍛えられている)から
小さい筋肉まで届く(鍛えられる)。
ちょっと動いただけで、ゼーゼー、ハーハー、負荷が少しかかっただけでキツいー
なんて言っている人がインナーマッスルまで鍛えられると思いますか?(爆)
旅行の計画と一緒で、まず大枠から決めますよね。
どこに行くのか(海外or国内)?
何日間いくのか?
何月何日に出発するのか?
そして段々と細部に落とし込んでいくのと、同じです。
いきなり、3日目の夜は・・・なんて決めないでしょ(苦笑)
検索ついでに、いろいろページを見ていたら、
アウターマッスルをつける前に、まずインナーマッスルを鍛えることから始めましょう。
なんて、言ってる人もいるので気をつけてくださいね。
何よりもまずは、しっかりカラダを疲れさせることから。
基礎、基礎、基本、基本ですよ!