東京や関西圏は緊急事態宣言下になり、2年連続で抑制されたゴールデンウィークを迎えそうです。
そんなときだからこそ、おすすめしたい本があります。
それは、メルマガ「春夏秋冬フィットネス通信」でも紹介した小阪裕司先生の新著「『顧客消滅』時代のマーケティング」。
大変好評だそうで、重版が続き4刷りとのこと・驚
先生は、私が参加しているワクワク系マーケティング実践会を20年も主宰しています。
ビジネス書ですから、メインはもちろんマーケティングの話なのですが、
人生にも役立つお言葉が所々に散りばめられていて、勇気がもらえます。
不要不急の外出(を控える)という言葉を聞き、気持ちがザワザワすると
私は同書に掲載されている以下の文章を思い出し読むようにしています。
今回はあなたにもシェアしますね。
2020年12月26日付の朝日新聞に、京都大学名誉教授・佐伯啓思氏が、1年を振り返って寄稿されていた。
氏は、とくにこの年よく使われた言葉「不要不急」と反対語「必要火急」を題材に論じる中で、次のように述べた。
「(このコロナ禍で)われわれは、『必要なもの』と『不必要なもの』の間に、実は『大事なもの』があることを知った」。
氏はその「大事なもの」を、「信頼できる人間関係、安心できる場所、地域の生活空間、なじみの店、公共交通、
医療や介護の体制、大切な書物や音楽、安心できる街路、四季の風景、澄んだ大気、大切な思い出」と列記していた。(中略)
人が商品やサービスを買い、店を利用するのは、必ずしも「必要火急」だからではない。
人としてより良く生きるためのエネルギーを得るためだ。
そして生きることが決して楽ではないこの社会において、「生きるエネルギー」を提供するすべての人や企業は、
深く感謝され、ビジネスとしての恩恵も受けるだろう。
コロナがどうなろうとも、どんな社会になろうとも、
この「大事なもの」を大切にして前に進んで行こうと心に思います。
今の時代に必要な良書です。
▼「顧客消滅」時代のマーケティング(小阪裕司・著)
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